2016年2月10日更新

VIVA LA 餅!〜一足遅れのご挨拶〜

明けましておめでとうございます。
モバオクブログ編集長の億ションホシオ(1970年代生まれ)です。2016年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の抱負は、終始適当にへらへらしている、です。
では、新年始まって1ヶ月経っていますが、一足遅れの壮大な特集です。張り切ってまいりましょー!

あけましておめでとうございます!

新年の過ごし方は

あらためまして、明けましておめでとうございます。
なんて、今ではもう時期外れのご挨拶でしょうか。
日本語には丁寧な挨拶の風習が沢山ありますけれど、時期がずれるとそれはそれで失礼になるっていうの、非常に厄介です。

ちなみに時折、遅刻してきた僕に対して「おはようございます。あ、おはようじゃなくて、おそようございますか」なんてしたり顔で言う方もいらっしゃいますけれど、まあなんて言うか、あんまり面白くないですよね〜。大人の冗談って非常に厄介です。遅刻してくるのが悪いんですけど。

ということで時期外れは百も承知の上で、うん、みなさまお正月はいかがお過ごしでしたか!?(フルテンションで!)

若かりし頃の僕はといえば、大晦日の夜中に電車が動いているということに興奮してわけもなくどこかに出かける、そのまま早朝初詣、年賀状書き、昼にはサッカー観戦じゃあ!なんて、一年の計は元旦にありってことでやけにアクティブに過ごすことを信条としていました。

近年はといえば、日本人の90%が同じようなもんだと信じていますが、理由をつけては飲んじゃあ寝て、夜9時からの某「超優秀なのに訳あって窓際部署に追いやられた警察捜査官が二人組で事件を解決する!」というドラマを楽しみにしているだけの生活。わたしの身体が二足歩行のホモサピエンスとして自立している時間はトータル30分くらいですな。アクティブ!

お年玉問題

さて、子供の頃お正月が楽しみだった理由を挙げるとするならば(もういくつ寝ると、っていうほど指折り数えて待っていたわけですから)やっぱり、タコ揚げ、羽子板、コマ回し〜ってなことで、お年玉が貰えることその一択でしたよね。

何故か分からぬが周りの大人たちがわたしにお金をくれるくれるわ!とキラキラ目を輝かせていた当時の子供も、今では「12歳くらいだと幾ら渡すのが普通なんだろ・・」と検索検索の汚い大人になりました。

そして、汚れてしまった大人は何かにつけて理由を探すようになるわけです。そう、理由。

「なぜ我々は金銭価値もろくに分かっていない子供たちに、新年早々お金を配るはめになったのか」

かつてその恩恵をこうむっていた自分を棚に上げ、テキカクな大人の論理を振りかざしたい!
テレビ番組が集計していた、子供たちのお年玉貯金アンケート。その金額を聞いて強めの酒に逃げている自分に、納得のいく説明が欲しい!

そんな真っ直ぐな心で、お正月のうんちくを、それとなくスタッフのオク子ちゃん(通称)に調べてみてもらうことにしました。

―お正月特集したいから調べてみてくれるー?

―お正月って言ってももう2月ですけど・・

―いいのいいの。だからこそ、だからこそなんだよね!

―はぁ・・

うまく説得できたようで、彼女が後日「億ションさん、色々分かって面白かったです!」なんて目を輝かせて報告してくれた際には、この世には汚れた自分と、それ以外しか存在しないんじゃないか、というような後ろめたい気持ちになったりしたものですが、とにかく。

その報告によると・・

これがお正月の真の姿だ!(オク子調べ)

a, 本来の「お正月」とは、歳神様(としがみさま)をお迎えして祝う、新年最初の大切な行事
b, 「歳神様」は新年になると、初日の出と共に人々に幸せをもたらしにやってきてくれる神様

なるほど、冒頭から神様を登場させてもう力づくで言いくるめる勢いです。

c, 古くは、家族全員で初日の出を待ち、「歳神様」が降臨されるのを拝んだ
d, 玄関横に飾る「門松」は神様が降りてくるときの目印であり
e, 「しめ飾り」は、清められた場所であることを示します

元旦の朝に酔いつぶれ、初日の出直前で眠るような我が家には「歳神様」もさてはいらっしゃってないのでは?まあとにかくお正月には神様をお迎えしているということは分かってきた。

「祝い膳は、【お屠蘇】【おせち】【お雑煮】の順に【祝箸】で頂くのが習わしで、こんな意味が込められているみたいなんですよー」オク子ちゃんの報告は続く。

f, 「お屠蘇」…家族の健康を願う薬酒で、若い人から順に廻し飲みをする風習は、若い人の生気を年長者に渡すという意味。
g, 「おせち」…歳神様へのお供え料理であり、また家族の幸せを願う縁起ものの料理。
h, 「お雑煮」…歳神様に供えたお餅のありがたいご利益を頂戴するために作った料理。
i, 「祝箸」 …両方の先端が細くなっているのは、一方を歳神様、もう一方を人が使い、歳神様と食事を共にするという意味。

おおおお。オク子よ、ストーーップだ!なにもこちらは「お正月カルトク〜イズ!」に出場したいわけではないのだ。もっとなんというか、せせこましい理由でして、ええ、ええ。

しかしオク子は止まらない。

j, お家にお招きしたありがたい神様の居場所、それが「鏡餅」
k, 古代から神様の宿る「御神体」として祀られる円形の鏡を模しているため「鏡餅」と呼ぶ
l, 神様の御神体である「鏡餅」を「年魂」として家長が家族に分け与えたことから、「お年魂」→「お年玉」となった

項番m,nと続いて行きそうなオク子の報告に完全に打ちのめされていたところだったが、聞き捨てならない文句にハッと目を覚ますことに!(寝ていた、わけではない!ごめんよ)

l, 神様の御神体である「鏡餅」を「年魂」として家長が家族に分け与えたことから、「お年魂」→「お年玉」となった

「鏡餅」を「年魂」として家長が家族に分け与えたことから、「お年魂」→「お年玉」となった??

―ってことは、お年玉のあるべき姿はお金じゃなくてお餅ってこと?

―そうみたいですねっ

有能なスタッフと仕事ができて、僕は幸せ者だなとつくづく思いました。

餅を特集しないわけにいかんだろう

というわけで!VIVA LA 餅、というわけで!
来年から大人たちのお財布を救ってくれるスーパーヒーロー「餅」に感謝を込めての、「餅特集」です。

餅に関する特集が読めるのはモバオクだけ!
どんな「餅」が出品されているのか。
大人のみんなは今から2017年に備えてチェックしておくといいよ!

しかしもう2月だというのに、しかも新年2発目だというのに、こんな特集でいいのか?という声が聞こえてきそうです。

そんな声に、わたしは自信をもってこう答えたい!
「モチろん、いいんです!」

↑餅、ですよ、餅。

大人って厄介です。