2016年2月17日更新

感動の舞台を支える縁の下の力持ち!芝生特集!

ゴルフ、サッカー、野球、ラグビーなどの人気スポーツ、共通点は何だと思いますか?
答えは「芝生」。私たちに感動を与えてくれるスポーツの足元には、いつも手入れの行き届いた美しい芝生が広がっています。 一年中きれいなグリーンで、あのシマシマ模様はどうなってるんだろう…注目してみると不思議がいっぱいの芝生。 今回はそんな「芝生」にスポットライトを当ててみます。

日常の通り過ぎてしまう何かに注目してみました。

まず初めに、芝生の種類を。

一言で芝生といっても数十種の種類があります。
代表的なものは、公園などで用いられている暖地型芝のコウライシバやヒメコウライシバ・野芝など。
テレビでよく目にする競技場で多く用いられている芝生は、「ティフトン419」という品種。コウライシバや野芝と同じ仲間である暖地型芝の中のハイブリッドバミューダグラスという種類で、夏場は1日で1〜2cmも伸びるというなんとも強靭な芝生です。
成長が早いため、競技場のように傷つくことの多い場所にもってこいの品種なのだそうです。こちらの「ティフトン419」、元々アメリカから入ってきた芝生で、競技場やゴルフ場用に栽培されている特殊な芝生のため、一般にはあまり出回っておらず、単価はなんと、コウライシバの10倍程なのだそうですよ…!
コウライシバが1平方メートルだいたい500円だとすると、競技場やゴルフ場の芝生って大変高額なものなのです。

冬なのにきれいな緑色なのは?

いつなんどきのサッカーの試合を見てもきれいなグリーンの芝生。
たしか実家の庭の芝生は、冬になると茶色くなっていたような…。
一体どういう仕組みで年中きれいなグリーンをキープしているのでしょうか。

芝生には夏芝と冬芝があります。
夏芝は冬の間は完全に休眠して茶色くなっています。冬芝であっても平均気温が5℃前後の冬はほとんど生育しないのだそうです。
その対策として「補修」は大前提。茶色くなり始めた芝生の上から、冬場でも緑色をしている寒地型芝の種子を蒔いて、その期間を補う「オーバーシード」と呼ばれる方法など、調べてみるとたくさんの対策があるんですね。きめ細やかな手入れをする職人さんの芝生への愛情を感じずにはいられません。

中でも一番驚いた芝生を真冬でもグリーンに保つ方法、それは「着色」です。
えー!そうだったの!それって植物に害じゃないの!と思っちゃいますよね。
「着色」といっても、単に色を塗っている訳ではありません。
芝生を霜害から守るために葉表面をコーティングする為でもあり、色がついていることにより葉表面の熱吸収率も高くなり、芝生にとっても良い事なのです。

気になるあの「しましま模様」

サッカーの試合でよく目にするあのしましまの芝生。
あれはいったいどのようにつくられているのでしょう?
芝生の種類が違うから?着色しているから?気にはなるけど答えを知らない人が多いかもしれませんね。

しましま模様のできる理由、その答えは、「刈込み」にあります。
芝生がどちらに倒れているかで光の当たり方が変わって違う色に見えているのです。刈込みを行うことによって倒れてしまう芝生を、見栄えよくするために均等の幅で刈込んでいるのが、あの「しましま模様」なのです。
倒れてしまうという仕方がない理由から出来たしましま模様ですが、芝刈り機の芝刈り幅を変えることによって自由に変えることができ、各競技場のこだわり抜かれた技術で美しいフィールドが造られているのです。
選手たちの為のよりプレーし易いコンディション作りと、観戦に来た人たちを感動させる美しい舞台を作り上げる、職人さんたちの技術と芝生愛に拍手です。

普段何気なく目にする「芝生」。
注目してみると、今まで知らなかった興味深い事実をたくさん発見する事ができました。
芝生に限らず、日常のよく目にする何かに注目してみることで、少し違う視点の新たな発見ができるかもしれません。

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