美品本！鉄道ファン１９６７年１２月号

約５５年前の鉄道事情が知ることが出来る貴重な資料です。巻頭記事は、「さようなら常磐線のＳＬ」と題し、平機関区にズラリと並ぶエースのＳＬ達を前にさよなら運転に向かうＣ６２４９やＣ６２２２にＣ６１４他、さよなら運転した名機達の走行写真が複数掲載されています。さらに「常磐線最後の日のＣ６２と電化によるＳＬの行方」と題し、常磐線を走ったＣ６２の歴史と所属したメンバー全ての一覧表と共に報告したレポートは、読み応えありです。また、一時は解体の知らせがあったＣ６２１号機について、母体機となったＤ５２７４から改造されてから引退までをまとめた「消えゆくハドソン形のパイオニアＣ６２１への追憶」には、山陽線で活躍していた貴重な現役時代の姿も見ることが出来ます。誕生からまもなく６０年を迎える東海道新幹線の３年目を迎えてのレポートも、今では知り得ない内容満載です。今では縮小化してしまいましたが、越中島貨物線のレポートは、添付写真と現在の沿線の違いにも驚かされます。晩年はＤ５０の牙城となっていた「米原機関区のＤ５０近況」は、いろんな姿のＤ５０が居たことを思い起こさせてくれます。また、呉線電化のその後他、各地の細かなローカルニュースは、昭和４３年前後は、全国のＳＬの廃止に伴う変化が激しい時期なので、当時を知る貴重な資料でもあります。本の状態は、半世紀以上前の本としては、極上です。黄色のスプレーは、画像の二次使用防止のため、画像上で処理したものですから、実際の現物にはありませんのでご安心ください。落札後は、ノークレーム・ノーリターンとなります。