「かながわの鉄道」１９７８年９月初版本、ビニールカバーあり

神奈川県の国鉄、私鉄、市営バス他、全てのあゆみを開通から昭和５３年までまとめた文庫本です。明治４５年時点の鉄道網図には、今は廃止となっている路線や軌道もあり、資料としても貴重です。解説と共に掲載されている写真にも貴重なものが多く、関東大震災で焼失する前の初代と二代目の横浜駅、日本で二番目だった鉄筋コンクリート造の機関区だった国府津機関区、新幹線が開通する前の試運転基地だった鴨宮基地は、私はこの本以外見たことがありませんし、貴重な資料だと思います。ディーゼル気動車のエンジン音が懐かしいタブレットも使用していた時代の相模線に、今では物理的に見ることが出来なくなってしまった江ノ電の３００形のみでの重連写真や今では埋め込まれたレールしか面影を見つけることができない横浜港駅の貴重な写真も掲載されていますし、横浜を走るトローリーバスや渋谷駅に止まるガソリンカーの姿は、この本で私は初めて見ました。熱海にあった人夫が動力で押していた豆相人車鉄道の当時の写真も超貴重だと思います。この本は絶版となっていますので、今から新本を購入することは出来ない商品です。状態は、
４５年前の本にしては良いと思います。黄色のスプレーは、画像の二次使用防止のため、画像上で処理したものですから、実際の現物にはありませんのでご安心ください。落札後は、ノークレーム・ノーリターンとなります。