米原機関区に集結した重戦車機Ｄ５０軍団の１台だった３２８号機の拓本

晩年、米原機関区に集結した重戦車機Ｄ５０軍団の中の１台だった３２８号機の拓本です。履歴は、宇都宮機関区−松本機関区−長野機関区−米原機関区−昭和４３年９月２７日米原機関区廃車。米原では無用の長物だった集煙装置や重油タンクを装備し、無骨な姿がさらに増す形にもなり、遠目や夕闇のシルエットでも３２８とわかるその姿はひときわ異彩を放っていました。これら装備は長野機関区時代に装備されていたものですが、米原に集結したこの他のＤ５０も個性派揃いで、化粧煙突有り、パイプ煙突タイプも有りにヘッドライトがシールドビーム装備や除煙板無し等々様々でした。駅のホームからも眺めることが出来た機関区には、出番を待つカマ、ひと働きしてきて給水や給炭を受けている輩で活気づき、所属機関区がひと目でわかったグリーンに塗られたプレートの色も特徴的でした。また、集められたＤ５０の番号も２００、３００、３５０等揃いが良いものが集まっていたことも魅力でした。Ｃ６０，Ｃ６１，Ｃ６２のハドソン３兄弟や貴婦人Ｃ５７に比べたら地味な存在で活躍の場も限られたデゴマルの拓本は、注目されることなく人知れず廃車→解体となった機体がほとんどなので、拓本そのものの絶対数が少ないと思いますから貴重ではないかと思います。この拓本のプレートの位置は、公式側です。なお、出品商品は写真に写った拓本のみで、当時を知らない方のために参考として添付した現役時代の写真は含みません。落札後は、ノークレーム・ノーリターンとなります。